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【独断と偏見で語る第二外国語のすゝめ】履修を迷っている人向けの各言語の紹介【簡易版】

(取り急ぎ書きました。文字サイズとかガバガバな所あるので、それはまた時間ある時に直します。)

 

こんにちは、ぶちょーです。

 

もう3月も半ばということで、4月からの履修科目を考えている人が多いのではないでしょうか。

そこで、新しく大学に入学する方や、進級して第三外国語も学んでみようと考えている方に向けて、言語選択の際に少しでも参考になればと思い、二外のすゝめシリーズの完成より先に簡易まとめ版を書くことにしました。

 

 

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サムネ用に画像を置きたかっただけ

ロコ語は履修できません

 

 

 

 

 

 

スペイン語

文字:★★★
英語と同じ26字+ñ の27字なのでとても覚えやすい。

 

発音:★★★
幾つかの子音は日本人に馴染みのあるローマ字とは異なる発音になるが、基本的にはローマ字読みなのでわかりやすい。(interesante:インテレサンテ。英語のinteresting)
巻き舌あり。

 

単語:★★★
英語と似ているものが多い。上述のinteresanteもそう。

 

文法:★★★
英語と多くの共通点がある。動詞の法や活用、名詞の性などは英語より複雑だが、他のヨーロッパ言語と比べると簡単。

 

有用性:★★★
スペイン本国以外でも南北アメリカ大陸で広く使われている。

 

総評:最強。満点。文句なし。第二外国語で一番学びやすいと思います。
こちらで詳しく紹介しています。)

 

 

 

 

 

イタリア語

文字:★★★
英語と同じ26字のみで、J,K,W,X,Yの5字は外来語専用らしい。

 

発音:★★★
ローマがあるので当然ローマ字読み。ただしgli(リ)やgna(ニャ)の様に日本語ローマ字とは異なるものもある。巻き舌もある。

 

単語:★★★
英語と似ているものが多い。スペイン語の方が英語に近い印象。
因みにイタリア語とスペイン語は似すぎてて間違えるレベル。

 

文法:★★☆
英語と多くの共通点がある。動詞の法や活用、名詞の性など英語よりは複雑だが、他のヨーロッパ言語と比べると簡単。但しスペイン語よりは些か複雑(法が多い)。

 

有用性:★☆☆
公用語としているのはイタリア、サンマリノ、スイスの3か国と少ない。
音楽や美術、建築を理解する上では助けになるかも。

 

総評:ほぼ最強。勉強しやすさはスペイン語とそんなに変わらないです。イタリアに興味がある方は是非。
また、スペイン語を二外で履修済みの場合はイタリア語をすんなり理解できると思うので、三外にオススメです。
こちらで詳しく紹介しています。)

 

 

 

 

 

フランス語

文字:★★★
英語と同じ26字。KとWは外来語用。ÇやÂのように記号がくっついた文字もよく出てくる。

 

発音:★★☆
一応表音文字らしく文字と発音は1対1になっているが、全然ローマ字読みじゃないので慣れるまでしんどい。慣れたらそんなに気にならない。

 

単語:★★★
英語と似ているものが多い(英語にフランス語からの借用語が多いと言った方が正しい)。また、イタリア語とスペイン語程の類似性はないが、フランス語もそれらの2言語と似た単語を多く持つ。

 

文法:★★☆
英語と多くの共通点がある。スペイン語やイタリア語とも多くの共通点があるが、フランス語が1番複雑。少し過剰に言えば、英語とスペイン語の悪いところ両取り。
特に数詞が意味不明。99の事をquatre-vingt-dix-neufというが、これは「20が4個と10と9」という意味。は?

 

有用性:★★★
スペイン語には劣るが、フランスや他のヨーロッパ諸国、またアフリカの国々で話され、話者人口は多い。

 

総評:やや難しい言語だが、スペイン語やイタリア語が選択出来ないのであれば1番オススメ。英語と比較しながら学習するとより分かりやすいはず。

 

 

 

 

ドイツ語

文字:★★★
英語と同じ26字+ä,ö,ü,ßで30字。ßはssのこと。

 

発音:★★★
世界一カッコイイ。★5億個つけたい。
ボールペンがKugelschreiber(クーゲルシュライバー)とかいう必殺技みたいな響き。

一部の子音や二重母音が、日本人の感覚とは異なる音を持つが、これまで紹介した言語と同様に、規則通り読めば問題ない。

 

単語:★★★
英語は、フランス語以外にもドイツ語からの借用語が多く、英語と似たような単語がちらほら。例えば、willkommenは英語のwelcome。

 

文法:★☆☆
ステータスを発音に振りすぎた代償。I-my-meのような格変化が、代名詞以外の名詞や形容詞、冠詞でも生じる。

また、「助動詞を使うと動詞が文末に移動する」といったようなルールがあり、語順の持つ役割が大きい(スペイン語等は基本的に語順は自由)。
英語との共通点は勿論あるのだが、上記のラテン語系言語たち程ではない。

 

有用性:★★☆
話者人口はフランス語とそんなに変わらないが、ヨーロッパ以外では使われていない点でフランス語とは異なる。

総評:あまり勉強しやすいとは思わないので、興味があったり、単位が取りやすかったりした場合に選ぼう。ただ逆に言えば、ドイツ語を突破出来れば、スペイン語等はチョロく感じられるかもしれない。

厨二病の人は是非どうぞ。

 

 

 

ロシア語

文字:★☆☆
ロシア語のアルファベットはキリル文字といい、全部で33文字。顔文字でみかけるдやщはキリル文字。覚えるのが面倒臭い上に、шとщ、лとп、зとэ、чとцのように見た目が似すぎているものや、р,х,у,н,с,вのように英語と同じ見た目のくせして異なる発音のものがあり、もう大混乱。

変に長いアルファベットの歌で覚えよう。

https://youtu.be/JzLsBWQglzA

 

 

発音:★★☆
"文字が読めるようになれば"発音するのはそこまで苦労しない…といいたいところだが、有声子音の無声音化(その逆も)や、硬母音と軟母音の区別、アクセントの位置による母音の発音変化など、細かいルールが多く、慣れるのに時間がかかる。

巻き舌もある。

 

単語:★☆☆
我々に馴染みのある英語は、ドイツ語(ゲルマン系の言語)とフランス語(ラテン系の言語)からの借用語が多いため、それらの系統の言語には英語と似た単語が多い。しかし、ロシア語はそのどちらでもないスラヴ系の言語なので、殆どの単語の音や綴りに馴染みがなく、覚えにくい。

 

文法:★☆☆
ドイツ語と同様、名詞や形容詞が格変化をするのだが、ロシア語は格が6個も存在する。また、名詞が男性、女性、中性のいずれかの性をもつため、様々な語尾変化のパターンを覚える必要がある。(ネイティブが全部覚えているのか疑いたくなる程に多い。)

その他の文法事項はそこまで難しくないが、多岐にわたる格変化が、ロシア語を難しくしている。

 

有用性:★★★
旧ソ連に属していた国家を中心に、多くの話者がいる。
また、地理的にも近いためか、北海道の一部では、道路標示などにロシア語表記が添えられているらしい。

 

総評:とても難しいのであまりオススメしません。ロシアそのものや上坂すみれさんが好きな人にはオススメ。

 

 

 

 

中国語

※私は中国語を学んだことはないので、後述のサード氏による解説を元にまとめています。

文字:★★☆
所謂常用漢字は日本よりも多いが、多くの漢字は日本語と同じ意味で使われるので、日本人にとっては理解しやすい。
字と読みが基本的には1:1対応なので、音読み訓読みのように沢山の読み方を覚える必要が無い。

 

発音:★☆☆
氏曰く"ゴミ"らしい。日本人には再現出来ない発音があったり、4種類の声調があったりする。
多分これまでに紹介したどの言語より発音はヤバいです。

 

単語:★★★
日本語と同じ、もしくは近い意味を持つことが多い。日本語から輸入した単語もある。

また、仮に単語中に分からない漢字が含まれていても、他の文字から意味を推測できる場合もある。

 

文法:★★★
英語などと同様にSVOの語順が基本。
また、人称や数や法による動詞の活用が無く、「昨日」や「明日」といった時を表す表現を添えるだけで過去形や未来形の文になる。

 

有用性:★★☆
話者人口だけでいえば世界最大だが、その殆どが中国であり、マレーシアやインドネシアなどのアジア諸国の話者人口は1〜2億人程度である。
業界によってはビジネスの場面でも役に立つ。

 

総評:発音の地獄のような難しさに目を瞑れば、日本人にとっては身近かつ学びやすい言語かと。
(サード氏によりこちらで詳しく紹介されております。)

 

 

 

 

 

第二外国語として履修できる言語の代表的なものについてまとめてきましたが、タイトルにあるように独断と偏見を含んだ「感想」のようなものなので、参考程度に留めておいてくださいね。

また、単位の取りやすさはぶっちゃけ教授次第なので、「とにかく楽単を履修したい」という人は先輩やらSNSやらを駆使して情報を集めましょう。

 

 

おわり。

ではまた。